book

異形たちによると世界は…

COCOさん(http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/)のブログに掲載されていたクトゥルー四コマ『異形の群れ』が、タイトルを改めてとうとう単行本化。おめでとうございます。 好きなシリーズだったので、本になってとても喜ばしい。心配していたロイガーの行く…

シノビガミ・リプレイ戦

こちらも宣伝、忍者TRPG『シノビガミ』のリプレイが富士見ドラゴンブックからも発売中であります。おかげさまでなぜかご好評いただいておりますマイキャラ、飯綱幻蔵も新紀元社版から出張っておりますので、あわせて読んでいただけるとたいへん嬉しゅうござ…

まるごと一冊冒険企画局

宣伝ですよー。Role&Roll誌別冊で、冒険企画局特集のムックが出ました。 最近冒企を知った方には『シノビガミ』『迷宮キングダム』『ハンターズ・ムーン』『ピーカーブー』『サタスペ』等の記事が、馴染みのお客さんには『やっぱりRPGが好き!』『ファンタジ…

ハンターズ・ムーン

宣伝ですよー。冒険企画局の送る「サイコロ・フィクション」シリーズから、新しいゲームが発売されました。『シノビガミ』に続いて、僕もリプレイのプレイヤーとして参加してます。 今回は、モノビーストと呼ばれる怪物を寄ってたかって追跡して仕留める狩り…

シノビガミ弐 刃魔激突

宣伝宣伝。現代忍者ものTRPG、『シノビガミ』の2巻が発売ですよー。今回も幻術師・飯綱幻蔵のプレイヤーとしてリプレイに参加しております。著者は河嶋陶一朗(id:garapa)と冒険企画局。かなり読ませる展開になっているので、よかったら1巻ともどもよろしく…

百万迷宮大百科完売御礼

先日教えてもらってすごく嬉しかったこと。 TRPG『迷宮キングダム』のワールドガイド、『百万迷宮大百科』が完売! しました! 正確には「版元品切れ」というやつで、まだお店では買えると思います。逆に言えば、いま市場に出回ってるので最後です。 『百万…

現代忍術バトルRPG シノビガミ -忍神-

宣伝だよー。現代が舞台の忍者ものTRPG、『シノビガミ』がそろそろ発売されるころです。 リプレイとルールで二部構成の本なんですが、このリプレイの方に、僕もプレイヤーとして参加しております。こういう形で出るのは『猫耳王子と三女怪』以来だなあ。収録…

黄金のシャンパンが――おお! おお! おお!

『ドリームクラブ』ではキャバ嬢を「ホストガール」と言い換えていると聞いて。 →ホストガールかあ……ホステスというわけにもいかないし、苦労のあとが偲ばれるな →なんかいい言葉ないかな →「ガーリィガール」でいいんじゃね? →! →ぽわぽわぽわ(下級民だ…

リトル・リトル・クトゥルー

宣伝宣伝。学研から今日発売されるはずの『リトル・リトル・クトゥルー』に、自分が書いた掌編が一本まぎれ込んでいます。リトル・リトル・クトゥルー―史上最小の神話小説集作者: 東雅夫出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2009/01メディア: 単行本購入: 9…

サカムビットの蛆虫野郎

http://ga.sbcr.jp/mnews/011676/ 誰だか知らんが『死のワナの地下迷宮』と『地獄の館』の萌え化企画を立てた人は本物の変態でサディストだと思った。 凡例1(死のワナ):「どうして……どうして君と戦わなきゃいけないの!? こんなの、ひどいよう……」 凡例…

コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学

タイトルを見て、コンサルタントなんて別に興味ねえや、と思ったあなた、まあ待ちなさい。俺だって別にコンサルティングの仕事をしているわけじゃない。この本を手に取ったのは、たまたまこちらの書評で興味を持ったからなのだが、閉店間際のジュンク堂で本…

速水螺旋人の馬車馬大作戦

友達の速水さんが初単行本を出したので紹介するよ。初版の出荷数が少なかったようで、発売から一週間経ってようやく確保。300ページの大判で1500円という驚愕の価格設定、値段聞いたときびっくりした。安すぎるよ! アキバBlogの紹介記事もあってだいぶ売れ…

マレウス・モンストロルム

"Malleus Monstrorum"――「魔物の鉄槌」がとうとう翻訳されました! 300種類を上回るクリーチャーと神格を納めた、クトゥルフ神話怪物事典の決定版ともいうべき大作です。 元々この本がターゲットにしているコアゲーマーならとっくにご存知かもしれませんが、…

ゲームブック・オールタイムベストテン

夜音さんの企画(id:nacht_musik:20080101)に駆け込み参加するよ。順位は決め難いので、順不同、一律5.5点でお願いします。書誌情報がないのはご勘弁……。 魔人の沼 サイコロではなくコイントスで判定を行なうのが特徴の、スカイフォール・シリーズの第一作…

Role&Roll Vol.39

友人の齋藤高吉くん(http://knucklebones.w.cmssquare.com/)と吉井さん(id:THOR)の連載記事「妄想性RPG」が始まったってんで読んでみた。 齋藤先生いわく。 RPGのデバイスとして、サイコロやカードはもう古い! これからは犬だ! …………。 ええと。 俺はと…

『紅衣の公子コルム』の固有名詞を中文表記する

台湾のサイトで見つけたコルムの紹介文から固有名詞を抜き出してみた。 寇倫・傑林・艾瑟(コルム・ジャエレン・イルゼイ/CORUM JHAELEN IRSEI) 《寶劍騎士》(『剣の騎士』/The Knight of the Swords) 麥可・摩考克(マイケル・ムアコック/Michael Moorco…

メフィストの牢獄

タイトルがあまりにも講談社ノベルスっぽいマイケル・スレイドの新作。 ほんっとに酷い目にあうなこのシリーズのキャラクターは。 〃∩ ⊂⌒( ・ω・) 「スペシャルXのメンバーがこれほどの危機に見舞われるのは初めてのことだ」 `ヽ_っ⌒/⌒c ⌒ ⌒ ∩ _, ._ ⊂⌒…

キルン・ピープル

先ごろ来日していた武林先生ことデイヴィッド・ブリンの、変な設定のSFミステリ。 舞台は、人間が自分のコピーを取るのが当たり前になった未来。コピーといっても電子的な人格とかクローンとかじゃありません。ゴーレムなんです。土でできた、あのゴーレム。…

今日の早川さん

買ったどー! 近所の書店になかったので、池袋のジュンク堂に行って、端末で検索してみたら「在庫あり:73冊」。すげー。さすがジュンク堂、自分のところで売れる商品がよくわかっている。売り場に行ったらどっさり平積みになってました。 連載当初から読ま…

黒河を越えて (コナン全集 新訂版 4)

新版コナン、この間出た4巻の表題作がとてもよかった。辺境の陰鬱な密林で、文明の前哨基地を襲うピクト人の大軍に抵抗するという、いつものパルプな作風とはまったく雰囲気の違うビターな一篇。「半裸の美女が出てこない」という一事をもってしても、シリー…

迷宮キングダムリプレイ『黙示録の乙女』/『災厄の王子』

宣伝ですよー。僕が世界設定等で関わっているTRPG、『迷宮キングダム』のリプレイが富士見書房さんから発売されました。 知らない方のために申し上げますと、リプレイというのは、TRPGのゲーム風景をト書きで物語に仕立てた文章形態です。ライトノベルに戯曲…

ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)

えびすさんの感想に触発されて、『ブラッド・ミュージック』再読してみた。傑作だなあ。ものすごい速度で世界が変貌していく破滅SFでバイオハザードSF。改めて読むと、その後のいろんな作品に大きな影響を与えたことがよくわかる。最近だと『エウレカセブン…

ダンクーガ ノヴァ以降

http://wiredlynx.blogspot.com/2000/04/blog-post.html 『ダンクーガ ノヴァ』を犯してみたら、後ろからHard-Wiredお兄ちゃんに襲われた。ひぎぃ。

アイアン・サンライズ

夏に出た『シンギュラリティ・スカイ』と同じシリーズ。直接の続編ではありませんが、世界観とキャラクターは共通しています。 これは面白かったです。とっちらかった印象のある前作に比べても、ずっと読みやすい。星間諜報戦とカウンターテロをメインにした…

明日への誓い―若き女船長カイの挑戦

60歳のおばあちゃんが書いている地味面白いスペオペシリーズ、待望の第三巻。思ったより早く出て嬉しい限り。相変わらず防諜、折衝、人事、保安、そして妙に血なまぐさい戦闘が少し。ああーなんて地味なんだ。だがそれがいい。完全に前作の続きなので、今ま…

ゴールデン・エイジ〈1〉幻覚のラビリンス

遠未来の地球で、エンジニアのファエトンがはたと気付いたことには、俺3000年生きてきたけど、そのうち250年分ぽっかり記憶なくなってね? しかも今の今まで勝ち組セレブだと思ってたけど、いつの間にか一文無しになってね? なんかみんな俺の覚えてないこと…

黒い海岸の女王

長らく入手困難だったコナンが復刊ということで、喜んで買ってきた。行動原理が単純で、話がワンパターンという批判もあって、ちょっと危惧してたんだけど、実際に読んでみるとちゃんと楽しめた。特に、ただの蛮人ではなく「文明社会の中の蛮人」という側面…

移動都市

機動力を持った都市が荒廃した世界を疾駆し、鉄の顎で互いに喰らいあう弱肉強食の未来を舞台に展開される、ボーイ・ミーツ・ガールのジュブナイル。はっはっは。何が都市ダーウィニズムだ! このお茶目さん奴! とにこやかに罵倒しつつ楽しめました。都市が…

狂嵐の銃弾

寂しい海辺に家を構える建築家にして銃器マニアのアートが、ハリケーンの訪れと共に奇妙な事態に巻き込まれていく話……としか言いようがない変な小説。著者は『クロウ 飛翔伝説』の脚本家で、翻訳者はマイケル・スレイドを訳してる人。と聞けば興味を持つ人も…

氷と炎の歌〈1〉 七王国の玉座

G.R.R.マーティンの大河ファンタジー小説。文庫化された第一部が5巻で完結しました。1巻2巻は導入部ゆえ地味なんですが、3巻から加速度的に面白くなります。登場人物は多くて把握しきれないがバタバタ死ぬのでトントン? 贔屓のキャラは矮人のティリオンです…