氷と炎の歌〈1〉 七王国の玉座
G.R.R.マーティンの大河ファンタジー小説。文庫化された第一部が5巻で完結しました。1巻2巻は導入部ゆえ地味なんですが、3巻から加速度的に面白くなります。登場人物は多くて把握しきれないがバタバタ死ぬのでトントン? 贔屓のキャラは矮人のティリオンです。あんな殿様なら喜んで仕えるぜ。
今のところあまりファンタジー濃度は高くありませんが、やがて来るだろう苛烈な冬の影に怯える北方の諸王国という設定は好みです。主要な視点人物であるスターク家の子供たちが、みんななばかでかいダイアウルフを連れてるのが好ましいというか、うらやましい。
第二部の『王狼たちの戦旗』はハードカバーで刊行中。文庫のほうが通勤時に読みやすいんだけど、まあしょうがない、買ってくるか。さすがマーティン、続きが楽しみでなりません。