速水螺旋人の馬車馬大作戦

 友達の速水さんが初単行本を出したので紹介するよ。初版の出荷数が少なかったようで、発売から一週間経ってようやく確保。300ページの大判で1500円という驚愕の価格設定、値段聞いたときびっくりした。安すぎるよ!
 アキバBlogの紹介記事もあってだいぶ売れてるみたいだけど、もっと広く知られるべきなのでみんな読むといい。マンガマンガしたかわいい絵に土臭いリアリティ、宮崎駿の雑想ノート妹尾河童を掛け合わせて高純度のロシア成分で煮詰めたものを想像していただくと、だいたい速水螺旋人の近似値が取れると思います。特に、卓越した知識と悪趣味さに裏付けられた「弱い架空兵器」を巡る妄想記事は、ミリタリーに興味のない人でも楽しめるんじゃないかな。僕が一番好きなのは東南アジアで第二次大戦中に戦象部隊が結成されてしまうネタで、象用の迷彩パターンとか、鼻でフレイルぶん回して地雷処理するとか楽しすぎる。あとは個人的なことですが、ボードゲームのリプレイ漫画に、結構自分がプレイヤーとして参加した回が多くて懐かしいです。それはさておき、アキバBlogの記事に載ってる本の中の写真を見て、これはと思ったら迷わず買うべき。すさまじい情報量なのでしばらく楽しめますよ。贔屓目抜きにオススメなので、ぜひぜひどうぞ。

速水螺旋人の馬車馬大作戦

速水螺旋人の馬車馬大作戦