ゴールデン・エイジ〈1〉幻覚のラビリンス
遠未来の地球で、エンジニアのファエトンがはたと気付いたことには、俺3000年生きてきたけど、そのうち250年分ぽっかり記憶なくなってね? しかも今の今まで勝ち組セレブだと思ってたけど、いつの間にか一文無しになってね? なんかみんな俺の覚えてないことで非難するし、記憶取り戻さないとまずくね? でも思い出すと俺追放されるらしいし、これマジハンパなくアンヴィヴァレンツじゃね? というお話。いや別にこんな口調じゃないんだけど。
長くて・グダグダで・三部作病、となかなかの手遅れ感をかもし出していますが、面白い描写はいくつかあったし、続きも気になるので、気の短くない人にはよいのではないでしょうか。裁判と審問のシーンが楽しかったです。超いい気になったマシン知性がとてもかわいい。「参りましたぞ」とかいってノリノリで現れた挙句に「あんたなんか大っ嫌いなんだからね」ってなにそのツンデレ。再登場望む。
ゴールデン・エイジ〈1〉幻覚のラビリンス (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: ジョン・C.ライト,John C. Wright,日暮雅通
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/10
- メディア: 文庫
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