星々のクーリエ

星々のクーリエ (ソノラマノベルス)

星々のクーリエ (ソノラマノベルス)

 『蒼穹の槍』の陰山琢磨が朝日ソノラマから出したSFアクション。今からおよそ200年後、人類が恒星間宇宙に進出している設定ですが、物語の大部分は、軌道エレベータのアンカーポイントとなったモルディブのガン島を舞台にしています。主人公は戦術AIのサポートを受けた独立国連軍の遊撃戦闘員で、19歳の日本人女性。直球でポスト攻殻という感じですが、素子に比べてだいぶ当たりはやわらかい。テクノロジーを駆使した戦闘描写にかなり力が入っていて、準軍事ものといってもいいでしょう。面白いです。しかし中のイラストは明らかに流して描いててちょっと……。半端な挿絵は要らないから、その分のギャラを表紙絵にまわしてクオリティ上げてもらえばいいのに、と思ってしまいます。
 速水さんが読めと言った理由がよくわかったよ。わたくし、よく似た構造の話を書いたことがございます。ええ、800枚ほど。この本読んでて、なんだか懐かしくなってしまいました。

朝鮮会館減免訴訟 救う会落胆

 http://mytown.asahi.com/kumamoto/news02.asp?kiji=4400
 判決の是非はともかく、

  同本部で判決内容を聞いた金末幸委員長(56)も「本来表ざたにするような問題ではなかったが、有意義な判決でよかった」と話した。

 いや、そのりくつはおかしい。
 公益性があるんじゃなかったんかい。

Otyugh (Chainmail)

 D&Dオフィシャルのミニチュアゲーム、ChainmailのOtyughですよ。アティアグなのはわかってるがオチューと呼ばせてほしい。RPG幻想事典でNicov絵オチューを目にして以来のオチュー好きなんだ。見逃してくれ。
 
 オチューは牙の密集した巨大な口と棘の生えた触手を持つ三本足の生き物です。地下の汚物溜まりに潜んで獲物を襲います。
 
 生ゴミの山に溶け込めるような体色ということで、黄色に茶色に緑に赤と、幾つもの色をまだらに塗り重ねてみました。体の下のほうは汚泥に浸かっていたということでバーボニック・ブラウンをべっとりと。
 
 正面から見るとあんまりかっこよくない。Nicovデザインに比べるとさすがにね。塗装はイモムシみたいに毒々しくカラフルにしても面白いかも。このサイズの肉食動物が警戒色なのはおかしいと思って地味路線に転向したけど。
 
 スキンク軍団と不正規遭遇戦。
 
 その後、意気投合。ガートルード・ゴーメンガーストを交えて記念撮影。
 実は人間サイズを超える大型クリーチャーは初めて。めんどくさい装身具がないと筆の進みが早い早い。塗ってて楽しかったです。