シンギュラリティ・スカイ
各所で話題のシンギュラリティSF。表紙がかっこいいね。シンギュラリティの解説はごまさんに丸投げ(id:Gomadintime:20050529)。アニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』のオープニングで、空から降り注ぐ光に嬉しそうに手を差し伸べるハルヒの画がありますが、あれがシンギュラリティの到来とそれを待ち望んでいたナードの図であります。んでこの作品では、21世紀にシンギュラリティの直撃を食らった人類の未来が描かれているというわけ。
とはいえ、やってることはガジェットと小ネタいっぱいのスペースオペラに他ならないので、気楽に読めばいいんでないかな。僕も自分が生きている間の"the Rapture for nerds"を待望するポストヒューマン大好きっ子ゆえ、コルヌコピア・マシンほしいニャーとかいいながらだらだら読んでました。直立二足歩行する身長2メートルのハダカデバネズミとか、パイ投げモンスターとか、くだらねーと思いつつ笑っちゃった。とっちらかってるけど楽しかったよ。(でもこれ、最終校通ってなくない……?)
- 作者: チャールズストロス,Charles Stross,金子浩
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 文庫
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