GenCon Socal 2005レポート(2日目)

 カリフォルニアの西岸海洋性気候(Cfb)がこれほど温暖だとは、来てみるまで想像もつきませんでした。もう11月だというのに、日差しが強くて暑いくらい。みんな半袖半ズボンだし。そして湿気がものすごく少ない。唇がすぐにカサカサになります。冬の日本より乾燥してるんじゃないかな。
 
 
 ホテルからの眺め。ちょうどこの時期カリフォルニアでは山火事が起きていたのですが、もしかして遠くが煙っているのはそのせいだったりするのかも?
 
 建設中の別のホテル。たくさんの作業員が板張りの屋上を歩き回っています。
 
 ホテルのプールとスイートの建物。こういうプールで人(特に女性や子供)が泳いでるのを上の階から見下ろしていると、すごい勢いで惨劇の予感がしてきます。狙撃されたり、空の大怪獣Qに襲われたり。ハリウッド映画の刷り込み恐るべし。
 
 朝一番で会場に行ってみたら、まだ全部は開いてませんでした。これはART SHOWのスペースにあったホワイトボード。どこかで見たような生き物の腹に書かれている字は「THUG LIFE」。10時過ぎのオープン時には、銃もタバコも消えて、穏当な生き物に変わってました。展示されている絵には、マジックの神河や、Legend of the Five Ringsのものと思しいファンタジー日本風の作品が多かったです。
 
 Bishoujo Senshiのメーカーだといえばお判りの方も多いはずのAberrant Gamesは、サイバーパンク風スカーミッシュの"Rezolution - A Dark Tomorrow"を展示販売。塗った実物を見ると面白い造形が多くて、もっと注目されてもいいメーカーではないかと思います。
 
 インチキ網笠の超能力エージェント。カッコイイ。
 
 Yシャツが上半分しかないのにネクタイは締めてるカンパニーマン連中。どう見ても変態です(って、こっちからだとネクタイ見えないや)。
 
 エアブラシを使って、なんだか見覚えのあるキャラクターを描いているTシャツ職人さん。
 
 われらがフライング・バッファロー社のブース。座ってニコニコしているのは、『バッファロー・キャッスル』を我らにもたらした、リック・ルーミス先生なるぞ。
 ちなみに、この建物の二階では、日本アニメの上映会やアニソンカラオケの企画部屋が並ぶAnime Avenue、デザイナーやクリエイターのワークショップ、オークション会場なんかがありました。オークション面白かったですよ。AD&Dのモンスターコンペンディウムとか、World Largest Dungeonとか、結構なお得値で競り落とされてました。司会者が「ここからはチャリティだから高値つけてね」とか言ったり、つい先日亡くなったキース・パーキンスンについての話が出たり、MサイズのTシャツが出品されるとなぜかみんな爆笑したり。「Mなんてここにいる誰が着るんだよ」「ゲーマーのMサイズはXLだぜハハハ」みたいな。確かに、Mが着られそうな人はほとんどいませんでした……。
 この日は地元のトイザらスに行ってその巨大さに驚いたり、ショッピングモール内のGames Workshop直営店を覗いてみたら、店員の背の高いあんちゃんが、この前まで九州産業大学(だったっけ)に留学していたとかで、日本語で話しかけてきてびっくりしたりもしました。
 
 カリフォルニアの夕日を眺めつつ、つぎの岩につづく。