大衆蔑視として立てられる知はある種の性的な倒錯を孕んでいる

 http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20050918/1127025056
 「圏外からのひとこと」より。総選挙後の小泉批判者が、すごい勢いで「愚民」を罵倒してることに異様な印象を受けていたので、とても興味深い指摘です。倒錯してるなあとは思ってたけど、「性的に」とまでは踏み込んで考えてなかったな。左寄り……というか、「反・右寄り」の人の発言には大衆蔑視の匂いを感じることが多くて、それが自分がリベラル陣営の話を素直に聞けない原因の一つになってるのは確か。相手を馬鹿扱いしてないで、どうやったら相手と同じ土俵で話し合えるのか考えるか、せめて相手の土俵がどこにあるのか見極めたいと思わないのかしら、と思って脇腹突っつきたくなる。ポリティカル・コンパスはやってないけど、自分じゃかなりリベラルで革新寄りのほうだと思ってるので、困る。もちろん性的にも倒錯している。おれは保守派になりたくないんだ。もっと気違いじみたことを言っていたいんだ。
 同じエントリからリンクされてる小泉純一郎と「無能の美」は、この間読んだ『山本七平の日本の歴史』の話にドンピシャ。