4000億の星の群れ

4000億の星の群れ (ハヤカワ文庫SF)

4000億の星の群れ (ハヤカワ文庫SF)

 『フェアリイ・ランド』が大好きだったので、ポール・J・マコーリイの新作と聞いて大喜びで買ったんですが……面白くないよう。地味だよう。明らかに若書きだよう、ていうかデビュー作じゃないか! なんで今これを翻訳するのかわかんないよ! 解説の人が褒めようと四苦八苦してるじゃないか! 「稚拙だったり表面的な表現が多いけど意識的なものだろう」って、そんなわけあるかァーッ(焼き鏝アタック)
 はあ。期待が大きかったのでションボリですよ。『プロテウスの啓示』(シェフィールドのデビュー作)のションボリ感ふたたび。解説に載ってる近作の方がずっと面白そうなのに、よりによってなぜこれを。
 というわけで、もっと最近のマコーリイを翻訳キボン。この本の売れ行きが悪くてもう訳されなくなったりしたら怒る。いや、その前にフェアリイ・ランドを文庫版で出すのはどうでしょうね。もう一回買ってもいいのだけれど。
フェアリイ・ランド (海外SFノヴェルズ)

フェアリイ・ランド (海外SFノヴェルズ)