巨大建築愛好会グループオフ

 昨日は巨大建築の人々と渋谷の清掃工場を見学に行ったのであった。
 ちゃんと職員さんがレクチャーしてくれて、見学者用の設備も設計に組み込まれてたのにびっくり。東京都は随分と見学に力を入れているみたいで、これはゴミ問題の周知啓蒙という目的もあるんだろうな。というのもこの工場、渋谷の街中という立地もあって、建設時に相当反対運動があったらしい。地域住民への説明の必要を考えると、見学設備の充実もうなずける。昨日は他にもカップルと親子連れが来ていたし、地方からの修学旅行生が来たりもするそうな。工場自体、周りに非常に気を使って建てられているなあという印象。煙突の高さとか、臭いを外に出さないためのエアカーテンとか、収集車の搬入経路とか、色々工夫が見られて面白かった。興味深かったのがゴミを燃やす方法で、流動床式ごみ焼却炉といって、600℃程度に加熱した砂に下から空気を送って対流させて、その上で燃やしてるんだとか。
 巨大建築的には149mの煙突とか、ゴミをつかんでかき回すクレーン(驚いたことに全自動制御)が深いごみバケットを上下してる光景が燃えどころでした。