新宿交響楽団第27回定期演奏会

 そういえば書き忘れていたけど、この前の日曜日、王子(id:emiri)に誘われてクラシックの演奏会を聴きにいったのだった。
 演目は以下の通り。

 上の二つは初めて聴いたけど、吹奏楽の人には有名なのかな。ぐるりよざは竜笛ありコーラスありの、威勢がよくて緩急に富んだ面白い曲だった。伊福部昭や映画のサントラが好きな人(僕のことです)は気に入ると思う。CDも出てるみたいなのでちょっと探してみよう。
 同行した人たちは楽器の経験者が多かったので、演奏会終了後に話を聞いていると面白かった。僕は父親が指揮をやってたので指揮者に注目してたけど、王子は金管に感情移入してたみたい。意見が一致したのは弦が上手い!ということだった。素人耳でも上手さがわかるほどで、聴いてて気持ちよかったよ。でもあれだね、のだめカンタービレとか読んでからああいうの見に行くと色々想像してしまっていかんね。ぎゃぼー
 もう一つ、ステージで演奏した経験がある人(王子)とない人(おれ)では、同じ演奏会をまったく異なる目で見てるんだろうな、とも思った。多分、王子たちは、ステージと観客席をひっくるめた演奏会全体を、演奏者と鑑賞者の二つの視点から捉えているんだろう。そのレイヤーはおれの目には映らない、けどそれを見ることのできる人は確実にいて、ある程度の認識を共有できてる。当たり前といえば当たり前だけど、なんだかワンダーを感じてしまうのだった。