ティアーズ・オブ・ザ・サン

walkeri2003-11-28

 ナイジェリアの紛争地域にSEALsのコマンド部隊が入っていって戻ってくる映画。親米政権の種をまいてくる映画でもある。レイトで観てきましたが、あら結構面白いじゃないの。戦争アクションとしては及第点でないでしょうか。映画から見えてくる価値観の単純さには辟易する人も多いでしょうが、アメリカ映画に繊細さなど期待するのが間違ってるので、文句をつけても詮無いことです。視界の利かないブッシュを隔てて銃弾と手榴弾すごい数のRPG(ハァハァ)が飛び交う戦闘シーンはなかなかよろしいです。スローモーションなしのガンアクション好きー。あと敵の残虐な反乱軍の指揮官がすごいかっこいい。長身で見るからにエリートって感じの黒人でね。こんな絵を描くほど民兵が好きな速水さんは終わらないうちに観ておくのがいいかと思います。反乱軍による虐殺描写がいっぱいあるのもよかったです。とか描くと人格疑われそうだけど、アフリカの内戦ってそういうものだから。プーティーウィッ?
 ちなみに僕が観る気になったのはこの評を読んだからでした。観た後に読んだ評では、ナイジェリアのお勉強つきのこちらがよかったです。なお映画ではキリスト教系部族が善玉でイスラーム系部族が悪玉という単純な構図になっていますが、そのへんについては「アフリカの紛争を語ってみたりするスレ!!」の85〜88などをあわせてご覧ください。