ラミア虐殺 ISBN:4334075428

walkeri2003-11-14

 「見下げ果てた日々の企て」で見て知った本。えー、なんだこれ(笑)。律儀なまでに型どおりの「嵐の山荘もの」なのに、人間以外の連中が素で出てきて変な感じ。だいたいプロローグからしてどっかおかしい。UMAの目撃が増えているって、なんじゃそりゃあ。一応推理小説の形はとっているものの、読み終わってみるとなにやら狐につままれたような読後感。結末がやけにすがすがしいのもよくわからない。
 正直、全体的に見ると薄味で、物足りないところも多いんだけど、それにしちゃあ達者なので妙に気になる人ではあります。確かに他のも読んでみたくなりますね。検索してみたらファンサイトもあるようです。こちら→アスカベ白書