翼竜、鳥類より飛行制御力巧み 米グループ発表

http://www.asahi.com/science/update/1030/004.html
 サンプルになったのはアンハングエラとランフォリンクス。

 その結果、翼竜の脳の構造は爬虫類より現在の鳥類に似ていたが、平衡感覚に関する小脳の領域が鳥類に比べて明らかに大きかった。また、鳥類に比べ、小脳の片葉という部分が脳全体の7.5%を占め、1〜2%の鳥類に比べて大きかった。

 片葉は、翼の表面の感覚から翼にかかる力の分布を把握することや、飛行中の視野を安定させるために頭や目、首の動きを協調させる働きにも関係しているとみられる。グループでは巧みな飛行制御力に役立っていた可能性があると推察している。

 やや意外な結果ですが、ここから翼竜が鳥より飛行が上手かったと結論付けることはできない。おそらく、身体の形がより飛行に向いていないからではないか。巨大なくちばしやクレスト(とさか)の不利を、制御系を発達させることでカバーしていたのではないか。などと思ったんですがどうでしょうね。サンプルになった現在の鳥類が何かにもよるだろうし。クレストの大きさでは前代未聞のタペジャラを調べてみてほしいです。いずれにせよ面白い研究なので続報に期待。
 ところで片葉で思い出しましたが、乙葉ってどういう人なのかいまだにわからない。最初はてっきりシスプリのキャラか何かかと(なんかそんな名前のがいませんでしたっけ)。どうも実在のタレントらしいことは判ったけど、乙葉って苗字なのか名前なのか。中国系? とか思ったけどどうも違う様子。なんでそんな短い芸名なんだろう。