いつまで続く底なし沼 アフガニスタン

 http://www.janjan.jp/world/0606/0606226476/1.php
 武装解除に関して突っ込んでほしいところをスルーしていてもどかしい記事。

 兵器回収に応じた部族はあるのだろうか。ある国軍幹部は筆者に興味深い事実を明かしてくれた。米軍は兵器を買い取るが、その代わりに米国製兵器を与えている、というのだ。実にビッグで、巧妙といえば巧妙なマッチ・ポンプではないか。兵器ビジネス自体がそういうものだけれど。当地のマッチポンプと比べれば、日銀・福井総裁のケースなんて、純情可憐な乙女の話のように見える。

 それはほんとに米軍なの? 武装解除する人と、兵器を売りに来る人とは違う勢力じゃないの? それを同一視してはいはい米帝米帝で済ませちゃいけないんじゃないの? アフガニスタン武装勢力アメリカ製の兵器を売りつけるのが、国が旗振るほどのビッグビジネスだとは思えない。民間の兵器商人じゃないの?
 もし仮に、その国軍幹部の言うとおり本当に現場でマッチポンプが行われているとしたら、それは明らかにDDRに逆行する行為だけど、それをやっているのは本物の米軍なのか、それとも業務委託されたPMFなのか。それは米軍の関わる武装解除全体に及ぶ組織的なものなのか、それともごく一部でこっそり行われている武器の横流しに過ぎないのか。あるいは、ひょっとして、新しい方式の武装解除の実験という可能性はないか?(武器にICタグ埋め込んで追跡するとかさ、ありそうじゃない)
 通常兵器の武装解除は、いろんな人が試行錯誤してるホットな問題なので、米帝陰謀論に回収されちゃうと超ガッカリだよ! こっちはその先が知りたいんだよ!