地球の静止する日
- 作者: レイブラッドベリ,シオドアスタージョン,中村融,Ray Brudbery
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/03/23
- メディア: 文庫
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スタージョンの『殺人ブルドーザー』は、読んでて妙に可笑しかったです。B級モンスタームービーのチープさと、現場の経験が活かされたとおぼしい重機描写の異様な細かさが、足して2で割られていない感じ。単純な話の割りにはやけに長いのも変。
『性本能と原爆戦』の原作『ロト』は、イヤなぶった切りエンディングが印象的な破滅SFで、意外な拾い物でした。子供の頃に読んだらトラウマになりそう。
ハインラインの『月世界征服』は、むしろ50年代ハリウッドの雰囲気を伝えてくれる映画のメイキングの方が面白かったです。でも「目的地は月!(Destination moon !)」の台詞には単純に喜んでしまうのでした。