イーオン・フラックス

walkeri2006-04-07

 ぜんぜん評判になってないけど、びっくり、普通に面白かったよ! 予算の使いどころを間違えてない、丹精に作られた良質のB級SFでした。はっと目を引く鮮烈な画も多かったし、お話もちゃんと着地してて好感。ちなみにキャッチコピーが「全身武器の美しき忍び」なんですが、誇張なしでほんとに忍者ものだったのでたまげました。美術の日本テイストはご愛嬌。主人公イーオン役のシャーリーズ・セロンが徹底的に美しく撮られているのは、女性監督ゆえのわざか、いずれにしてもできておる。
 欲を言うなら、忍び同士の戦いと、ポストヒューマンの種類をもっと見たかったです。シサンドラ出てきたときびっくりしたもの。カッコヨス……って、シサンドラ役のソフィー・オコネドーって、ホテル・ルワンダドン・チードルの奥さん役か! 特徴のある顔だなあと思ってたのに気づかなかった! もう一人見覚えのあるおっさんが出てきて気になってたら、こっちはジュラシック・パークの2作目で猛獣ハンターを演じていたピート・ポスルスウェイトでした。クレジットにはプロデューサーとしてゲイル・アン・ハードの名前も。この人の作る映画は信頼できるなあ*1
 せっかく面白いのに、興行的に失敗してるのがむごいです。本日金曜日で上映終了のところが多いみたいなので、観たい人はレイトショーに駆け込まれたし。SF映画好きには特におすすめの佳作です。シャーリーズ・セロンのボディスーツもえろいよ!
                 ハ_ハ  
               ('(゚∀゚∩ えろいよ!
                ヽ  〈 
                 ヽヽ_)

*1:キーワードリンクフィルモグラフィー見たら、そうでもないような気もしてきた……。でも『トレマーズ』と『レリック』を作った人なので好きさ。