ヒューマン―人類―

ホミニッド-原人 (ハヤカワ文庫SF)

ホミニッド-原人 (ハヤカワ文庫SF)

 「ネアンデルタール・パララックス」三部作の一巻と二巻。ソウヤー読むのもひっさしぶりだなあ。
 地下2000mに建設されたニュートリノ観測施設の、密閉された重水タンクの中に、突如一人の男が出現。男は並行世界から転送されて来たネアンデルタール人の物理学者だった! というお話。ネアンデルタール世界の描写やカルチャー・ギャップの描写が堂に入っていて面白い。全体的にまったりした展開なのにこれだけ読ませるのは流石だなあ。三巻はちょっと派手な展開になりそうかな? 続きが楽しみです。
 読むきっかけになったのは、今週末カミオカンデ見学に行くことだったり。いや、超純水のタンク内に入れるわけじゃあないんですが。気分、気分。
 しかしカナダっていい国っぽいなあ。住んでみたい。