ザ・インタープリター

walkeri2005-06-05

 アフリカ某国元首の暗殺計画を巡って、ニューヨークの国連ビルを舞台に展開するサスペンス。まーとにかくニコール・キッドマンが素晴らしい。長身黒服金髪ストレートで理知的な女性というおれのストライクゾーンど真ん中ですよ! いつも思うんだけど、こんなフェティシズムが一体どこで刷り込まれたのかさっぱりわかんない。いいものはいいんだ。ほっといてくれ。
 アフリカを扱った映画として見ると、ジェノサイドについて直接描写することを避けながらも効果を上げていたことと、アフリカ生まれの白人という素材に焦点を当てた目の付け所を評価したいです。あと、いい面構えの黒人がいっぱい出てきます。
 登場人物と説明台詞が多めで、ぼうっとしてるとストーリーを見失う恐れがありますが(やや脚本がこなれてない感じ)、この手の映画が好きな人なら問題ないでしょう。国連ビルの中でロケしたのは初めてだそうで、建物も見どころ。字幕は戸田奈津子でしょんぼりですが、主人公が国連の通訳なので、劇中、翻訳は正確にと説くシーンがあってちょっと笑えます。どんな心境で訳したやら。