東京ジオサイトプロジェクト3

 巨大建築愛好会で行ってきましたよ。参加者は以下の通りのおなじみの面々。

 前回も前々回も行けなかったジオサイト、ようやく見ることができました。虎ノ門駅そばの工事現場から10m階段を下りて、そこから縦坑の壁面にへばりついたエレベータで地下40mへ。縦坑の底から見上げる光景がとても美しい。そこからシールドマシンの掘り抜いた日比谷共同溝を辿っていきます。工事は現在も続いていて、現時点で何mなのかな、555mの表示までは憶えてるんだけど。道々パネルが立ってて、地底学芸員の腕章をつけた職員さんたちが丁寧に解説してくれる。壁面を構成する「セグメント」というコンクリのパーツが隙間なくぴったり嵌ってることと、方向の誤差が少ないことに心底感心しました。どこまで公開してるのかな、と思いつつ進んでいくと、なんとトンネルの先端、シールドマシンの裏側まで登らせてくれる! 東京タワーを持ち上げられるほどのパワーを持つジャッキを使っていると聞いて子供心が大はしゃぎ。ここには狭いところにクレーンやらなにやらひしめいていて、なるほどこりゃあヘルメットが必要だと実感。ガッツンガッツン頭ぶつけてました。でもひまげさんがもっとぶつけていたのでみんなの目はそっちへ。ありがとう!
 来た道を戻った後は、縦坑の中腹に口を開けている麻布共同溝へ。さっきより少し径が小さく、各種ライフラインが通っている状態が見られます。シールドマシンの変化を説明したパネルが興味深い。そこを出て地下10mまで縦坑をエレベータで戻り、泥水処理プラントを見学。ながーいベルトコンベアにハァハァしました。
 アンケート書いたりパンフもらったりして地上へ帰還。日本の土木技術すごいなあ。プロジェクトXみたいに無闇に煽り立てるのは、実はあんまり感心しない口なんだけど、今回の見学では、現場の職員の皆さんが誇りをもって仕事してるのが伝わってきて、少なからず感動したのでした。