雅叙園

 この前の土曜日、従兄弟の結婚式で目黒の雅叙園に行ってきた。したらこれがスンゴイ建物で、予想を超えた巨大建築っぷりに驚愕。入り口から100mはありそうな廊下を歩いた先に、五階分の吹き抜けを抱きかかえるように積み重なった結婚式場構造体。連なる親族待合室、廊下を行きかう幾組もの親族、案内の女性の持つリストには、今日開催されている式と参加する家の名前がずらりと並ぶ。豪華絢爛というのはああいうのを指すんだろうね。千と千尋の油屋の元ネタになったと聞いてはいたけど、恐ろしいことにあれよりもスケールがでかく感じられた。夢の中に出てくるような非現実的な建物がそのまま出現したような、なんとも不思議な感覚。
 エスカレータで昇る途中の階は和風に飾り付けられていて、まさに千と千尋のああいう感じ。残念ながらそっちには入らなかったけど、他の場所で何枚か写真を撮ってきた。



吹き抜けの天井はガラス張り。見よ、この無駄なスケールの大きさ。


外を見ると林があって、直線で構成された人工の滝が流れている。
屋内にも木が生えていて、ここからは見えないが、茅葺の平屋が建てられている。
手前に見えるのは動く彫刻。鳥の翼を模していて、羽ばたきながら回転する。


きんきらきんの和風エレベータ。何かもう映画美術みたいだ。
動物くん(id:oshiriinu)に見せたら曰く、「武者ガンダムっぽい」。言いえて妙*1

 巨大建築愛好会の人が結婚するとしたら、式場の候補として真剣に検討してもいいのではないかと思う。一度倒産してるんだよね、雅叙園。そりゃこれだけバブリーな建物じゃ無理ないや。
 板倉さんがコメントで教えてくれた雅叙園を舞台にしたミステリーツアーはいいなあ。さまよい歩くだけで楽しそう。

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*1:知らない人はイメージ検索してみてください