クトゥルフ神話TRPG ISBN:4757720203

walkeri2004-09-15

 エンターブレインから出たCoCの第6版翻訳。版形こそB5に縮んだものの、開くと見慣れたイラストがいっぱい。ボックスセットの頃のイラストも結構使われてて懐かしさに浸ってしまいました。翻訳は中山てい子でこれまたいつもと同じ。ハーヴェイ・ウォルターズも健在で、なんだか微妙な訳の「プレイの例」も健在だ! 自分にとってクトゥルフといえばBRPのこれ(というか正確には『クトゥルフ・ハンドブック』なんだけど)がファーストコンタクトなので、思い入れは強いです。なんかね、ぱらぱら眺めてると妙に安心する(笑)。
 税込6000円を超える値段はでかいけど、これ一冊でクトゥルフ神話体系のリファレンスとして使えるので、遊ばない人も持ってて損はないんじゃないでしょうか。僕は遊びたいけど。特にハイパーボレアとドリームランドがしたいです!(夢見るような顔で)
 ただ、今の自分はサタスペやD&D3Eなんかのソリッドなゲームに慣れてしまっているので、いまこの手のゲームが遊べるかどうか不安です。システムのない情報収集とか、もうやりかたがわかんない。えーと、あれだ、図書館行くんだな。あと失踪した人の部屋とか。周りで聞き込みとか。気持ち悪い彫像の来歴を調べに専門家を訪ねるとか。おお、だんだん思い出してきたぞ。<ラテン語読み書き>と<図書館>高くして、<目星>つけて、<説得>と<言いくるめ>使って……。やることは大体決まってるけど、このゲームの場合、システムかっちりさせて面白くなるかってえと微妙だしな。キーパーがうまく選択肢を提示してやれば気持ちよく進むんだろうな。