はてな夢日記:おおきく振りかぶって

 野球の練習に出ることになっているので出かける支度をする。自分は実家に似た二階建ての一軒家に住んでいて、一階の居間では河嶋さん夫妻がアイロンがけなどしている。二階の自室に上がると、体調を崩した王子(id:emiri)が布団にくるまって寝ている。
 誰かの運転する車に乗って郊外へ。両側に丈の高い草が生い茂ったゆるい坂を登ると、練習場の前に出る。そこでは『おおきく振りかぶって』の登場人物たちが休憩している。三橋と阿部がキャッチボールをしているのが確認できる。午前中にもう一試合終わったらしく、午後は練習のみ。自分は彼らのチームメイトなので挨拶を交わして(三橋の表情が明るくて、「あ、よかったな」と思った)進んでいくと、木造平屋の休憩所のような場所(壁面が開放されていて、海の家に似ている)があって、午前中に負けた相手チームの面々が、畳の上で反省会をしている。縁側から上がりこんで中に入っていくと、彼らの会話が耳に入る。「(こっちのチームを眺めながら)オタクっぽいのとそうじゃないのと混在したチームなんスね」 すると、腕組みをして柱にもたれて立っていたモモカンが口を出す。「普通の監督はああいう編成はしたがらないの。どうしてだと思う? それはね……」 その声を聞きながら、建物の奥へと入っていく。ここで眼が覚める。
 身のまわりの友人が出てきて、さらに漫画のキャラクターが出てくるという、二重に珍しい夢だった。キャラクターたちはフルカラーで、漫画のコマ割りではなく実景の上で動いていたが、違和感はまったくなかった。練習場に行くまでの道の情景は秋田にいたとき何度も行ったことのある由利高原に似ていて、これは自分の夢に昔から繰り返し出てくる「丈の高い草原の中に一本の舗装道路が曲がりくねりながらどこまでも続いている」というイメージの変奏なのだろう。