小阪淳展 ”DOT(ドット)”

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 いつもお世話になっているid:Mokeさんと、ウォマックファンサイトでもおなじみの倉田タカシさんと一緒に、小阪淳さんの個展に行ってきました。やー、面白かった。コンパクトな会場にめいっぱいアイデアが詰め込まれた、刺激的な展覧会でした。小阪さんといえば90年代ハヤカワSFの顔。SFマガジンの表紙を飾ったイラストが大きなサイズで展示されていて、大画面だとすごい迫力。思わず欲しくなりました。
 小阪さんはサービス精神旺盛で気さくな方でした。ご本人がいらっしゃったので、直接作品解説を聞けるという贅沢さ。実はもともと絵よりも造形が得意なのだそうで、立体の作品に直接触れられたのも楽しかったです。赤血球くんをおみやげにいただいてしまいました*1。コンピュータを介したインタラクティブな作品、構想中のインスタレーションの案も非常に面白くて、いずれもSF心が息づいている*2のが素晴らしい。ポリゴンでできた変な生き物のひしめく生態系で土>植物>種>動物>糞>菌>土の循環を体験できる展示が楽しくて、しばらくいじってました。テラフォーミングというかダイダラボッチの神話っぽい砂場の構想も面白そう。実物ができるのが楽しみです。
 今回集まった4人はmixiのウォマックコミュニティが縁で、全員SFスキーなので、話題に共通項が多くて楽しかったです。日が暮れるまでお邪魔してしまいました。
 会期は9/18までなので、ご興味のある方は是非どうぞ。

*1:布の人形にジッパーがついていて、中にかわいい顔のついた赤血球くん・白血球くん・血小板くんがぎっしり詰まっている。空けるとぼろぼろこぼれてきて大出血。欲しい。

*2:ご本人の談によるので間違いない。