自己嫌悪

 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Oasis/3875/jikokenno.html
 はてなのどこかで見つけた文章。面白い!

自己嫌悪しやすい人というのは、「人間は誰でも自己嫌悪するものだ」と思いこんでいることがある。しかし、実際は上記で述べたような人だけが自己嫌悪するのであって、それ以外の人は自己嫌悪する必然性がどこにもないのである。

 ガーン。衝撃的。

そもそも科学的な観点から考えても、人生の責任を「意識」に求めるなど迷信のような発想だとされる。自分の「思考」を過大評価し、かなりの部分まで現実に影響を及ぼすことができると考えるのは、幼児特有の発想で「魔術的思考」と呼ばれるものだ。幼児にとっては現実と妄想の区別がそれほど明確ではないので、何でも頭の中の思考によって可能だと考えてしまうのである。
思考可能な「意識」に重きを置くのもその延長で、すべての現実がその頭の中の認識なり意志なりで可能だと考えてしまうのである。その結果、現実が不愉快なものならば、自分なり他者なりにとことん「恨み」を蓄積し、現実が愉快なものなら自意識を肥大させることになる。

 自己嫌悪は未熟さの顕れだということが明らかになってしまいました。最近まさに自己嫌悪スパイラルに入ってたんだけど、すごいすんなり受け容れられた。
 それにしても一神教って便利だよなあ。「自分に関する責任概念を神(のような自分を越える対象)にあずける」って、そんなことができたらそりゃ悩み事も少なかろうさ。うらやましい気がしなくもない。