希少動物転売、1千万円動く キツネザル2匹死ぬ

 http://www.asahi.com/national/update/1127/024.html

 調べでは、三村容疑者らは5〜6月に、東京都世田谷区の財団法人進化生物学研究所と千葉県市川市動植物園、埼玉県東松山市こども動物自然公園から計12匹を盗んだ疑い。シセンレッサーパンダやサルの一種のワタボウシパンシェなどだ。

(略)

 同研究所には2回忍び込んだ。深夜にドアノブを壊して入り、おりの中から騒ぐサルをかごに入れて持ち出した。共犯容疑の男(36)を見張りに立たせていた。

 サタスペのシナリオみたいだ。あるいは伝染病ものの導入部。実際にサタスペでこういうシナリオがあれば、忍び込んだ研究所には鉄板でベンガル虎がいるわけで。隊列の最後尾から襲うものと心得よ(そんなルールはありません)。この事件の場合だったら、猿を盗んで戻ってみると見張り役がいなくなってて、血痕が点々と暗い廊下の向こうへ続いているですよ。袋の中で猿が怯えて泣き叫ぶのに気を取られて、ふと気がつくと、柔らかい足裏がリノリウムの床をひたっひたっと踏む音がだんだん近づいてくる。
 そういや、以前遊んだシナリオでは巨大娼館で豹に襲われた人もいました。スラップスティック犯罪ものに、動物は欠かせない要素です(動物化するサタスペ)。
 それはそうと、キツネザルの幼子の死を悼むこの記事を書いたのは、やはり人に化けた同族にやあらんと思います。このようにわれわれは大手マスコミの中にまで浸透しているのです(妄想)。