キル・ビル

 で、その速水さんの掲示板でのかわしまさんの書き込みがツボに入って苦しむ昼休み。

速水さんの
>今度また観てきます。麻薬のような魅力があります。

というのを、
「座薬のような魅力があります」
と読んで、うまいこというなぁ、と思って感心したり。

 だめだ……。昨日から、奇声を発する大とかげが頭から離れないのに……。

 それはさておき、「たまとわ(映画とアニメのよしなしごと)」(id:zeroes:20031030)経由で読んだ原田眞人監督の日記(2003/10/30)が面白かった。台詞もサウンドとして聴くべきだというのに激しく同感。ルーシー・リューの日本語を「チャーミング」と書いてるのはぴったりの形容ではないでしょうか。そうだよ、かわいいんだよ。どこで読んだのかちょっと忘れたのですが、ネットで見た感想で、周りの観客が片言の日本語を笑うのに憤慨してる人がいて。うーん、気持ちはわかるし、外国人が頑張って喋っているのに下手だといって笑うのは、決して趣味のいいことではないとは思うけど、それはちょっと先走りすぎではないかと。笑っていても、別に馬鹿にしてるわけではないと思うよ。緊張したシーンでqueen of the crime councilに、「ムネニイチモツオアリノゴヨウス」って言われたら笑わずにはいられないよ。そんな青筋立てて観る映画じゃありますまい。プロジウムでも射てっつうだか。キルビルの日本語が可笑しいのは、下手だからじゃなくて、逆に意味が通じちゃうほど上手だからじゃないですかね。アメリカ映画なのに登場人物が当たり前のように日本語を喋って、英語字幕すら出ないので、一体おれは何を見てるんだろうと不思議な感覚に襲われたものです。当たり前のようにアニメになったりするし。そんなわけで、映画を観ながら泣いたり、笑ったりはおおいにおすすめします!*1
 話がずれたがともかくルーシー・リューの声はチャーミングで、個人的には"Silly rabbit..."と"Silly Caucasian girl likes to play with samurai swords."の二つが好き。どっちも予告に使われていたときから耳に残ってましたが、特に後者のころころした語感はとても気持ちいいです。

*1:Tジョイで上映前に流れるアナウンスにこういうフレーズがある。大きなお世話である。