鏖殺の凶鳥 ISBN:4829174404

おうさつのフッケバイン、と読みます。ナチスドイツvs.墜落UFOという、B級感漂うお膳立てながら楽しめました。男の子向けというか、馬鹿馬鹿しくて熱い。表紙の地味なハードカバーなのに、やってることはジュブナイルみたい(登場人物の年齢は高いけど)。しかしあほな話だなあ。そして速水さんがなんであの日に貸してくれたのかがよくわかった。なるほど、これを読んでからあれを遊ぶとさぞ楽しかろうですな(私信)。
1冊でちゃんと完結してますが、裏設定がいっぱいありそうな気配。シリーズ化を視野に入れたのか、それとも他の作品とクロスオーバーしてるのかな? 『平壌クーデター作戦』に続いて佐藤大輔を読むのは2冊目ですが、今のところ満足度は高いです。