最近の読書(主に通勤時)

  • 間取りの手帖 ISBN:489815090X

     朝佳さんが教えてくれた本。出版社の紹介ページを見ればどういう本かは一目瞭然。新書サイズの本に頭のおかしい間取りが99件載っている。各ページについている考えオチ気味なコメントや変なコラムも楽しい。速水さんも気に入ったらしいので、こんど変な間取り同人誌を出してほしい。(無茶な希望)

 

  • 緒方貞子-難民支援の現場から ISBN:4087201996

     ニムの木かげの家の紹介を読んで手にとった本。もともと緒方貞子という人には興味があったので早速読んでみたら、いやこれ、すごい面白いです。冷戦後の世界を揺さぶった地域紛争に、国連難民高等弁務官として次々に関わってきた「小さな巨人」の10年間。こんな読み方は間違ってるかもしれないけど、凄絶な虐殺が行なわれている地域紛争の現場に、丸腰で出向いて調停を試みるUNHCRの奮闘はとてもエキサイティングです。彼らを率いる緒方貞子は、ガンパレ風にいうならまさにヒーロー。意思強制力としての軍事力の有効性と限界に悩みながら、紛争当事者の難民にとって最もいい解決法を模索するという、おそろしく困難な任務に従事する姿には、少なからず感銘を受けずにはいられません。テーマや国際問題に興味がなくてもいいから読んどけ。面白いから。個人的には国連への興味が再燃してきたので、そっち方向へも読み進んでいくつもり。
     緒方貞子が首相になったらと妄想してみる。サダコ・フォー・プレジデント。「貞子」の名前は、かのフェイマスモンスターと同じだしキャッチーだ。見かけのギャップも面白い。石原新太郎なんかよりはよっぽどいい選択肢だと思うがどうか。

 

  • リトル・カントリー(上) ISBN:4488557015

    積読の山の上から。
    面白いんだけど秋に読めばよかったかな。夏の本じゃない。
    下巻はまだ引越しのダンボールの中にある。

 

  • シェイヨルという名の星 ISBN:415011062X

    吉井さんが読んでたのでつられて再読中。
    このままスミスの邦訳全部読み直しそうな勢い。
    「おもしろ死」という訳語は今更ながら素晴らしいと思った。