ドーン・オブ・ザ・デッド

 かわしまさん夫妻がDVDを持ってきてくれたので深夜の鑑賞会。劇場公開時に見逃してしまって、ようやっと見れたのだった。おもしれー。展開はえー。開始10分で世界が崩壊する気持ちよさ。この映画を一躍有名にしたのは「ゾンビが走る」ってことだけど、いやもう、走ってこられると絶望ですね。今までのゾンビって、基本的に動きが鈍くて、囲まれなければまあなんとか逃げられそうな気もしましたけど(中学生男子的頭脳は必ずそういうシミュレーションを頭の中で繰り広げるのだ)、そんな希望も木っ端微塵です。ただ走ってくるだけじゃないですよ。腕振って全力疾走してきますからね。走ってるの見てるだけで笑けてきます。あんな勢いで殺到されたら、もうどうしようもないんだもの。
 大抵のゾンビ映画の鬱な怖さと違って、この映画の怖さは躁の怖さです。観た後で、夜道が怖くなったりはしない代わりに、日がさんさんと照りつける真っ昼間が怖くなる映画です。友達を集めて、ゲラゲラ笑いながら観るのをお勧めします。