テキスト起こしのリテラシー

 NHKのドキュメンタリー番組への報道介入とされる件について、1/13の報道ステーション安倍晋三が出演して説明したらしい。番組中での会話(の一部)をテキスト起こししたものが複数あったので並べてみる。

515 :マンセー名無しさん :05/01/14 01:41:03 id:W1dgqWJ0
まじこんなだったの?
683 :名無しさん@5周年:05/01/14 01:32:03 id:FU2HB7a0
その中でさっき、安部さんの発言でね、 ちょっと、ものすごく面白いと思ったんですけど、
北朝鮮側の検察検事役で○○さん。あれ2度の日朝首脳会談の向こう側の主席通訳やってらした(加藤)
ええ、そうですよ(安部)
工作員なんですか?(加藤)
それは事実上工作員でもあるんですね(安部)
ほぉー(加藤)
あのー、恐らく。ええー加藤さんには窺い知れない世界だと思います、
それだけ国際政治にもしかしたら加藤さん精通しておられない事だと思うんですが、
北朝鮮という国はですね・・・(安部)
あの○○さんは多少は面識っていうか・・・(加藤)
加藤さんは面識あると思います。その時マスコミ関係者からですね。情報を取る。
そしてなるべく北朝鮮のシンパにしようとすること、いわゆるオペレーションと呼ぶんですね。
それに関わってからこそ加藤さんに接触したんじゃないかと、こう思いますね。(安部)
・・・・・・・・・顔面蒼白で黙り込む(加藤)

18 :日出づる処の名無し :05/01/14 01:53:19 id:DIch4IW6
報ステ 1/13
加藤千洋朝日新聞解説委員「彼(裁判の検事をした鄭という人物)は工作員なんですか?」
安部晋三「ええ、事実上工作員でもあるんですね。
       ええ〜、おそらく加藤さんにはうかがい知れない世界だと思います。
       もしかしたら、加藤さん、それだけ国際政治に精通しておられないので。
       北朝鮮はですね・・・」
  加藤、「国際政治に〜」のくだりにカチンときて、安倍の言葉を遮る。
  そして自ら口を滑らせる。
加藤「ううう、鄭さんとは多少面識があるんですが、、、」
安部「ええ、面識あると思います。
    工作員がマスコミと会って
    北朝鮮のシンパにしようとするのをオペレーションと言うんですが、
    それに関わっているから、加藤さんに接触したんだと、こう思いますね。」

加藤「先程、模擬法廷の話が有りましたけれどね、今日は歴史問題の話ではないと思うんですよね。ジャーナリズムと政治介入って言うものが焦点が当たっている問題だと思うんですけれども、その中でさっき安倍さんの発言でね、ちょっと物凄く面白いと思ったんですけれども、北朝鮮側の検察役で来た黄虎男さん、あれ二度の日朝首脳会談の向うの主席通訳をやってらっしゃる」
安倍「ええ、そうですよ」
加藤「工作員なんですか?」
安倍「そりゃあ事実上工作員でもあるんですね」
加藤「はぁ〜」
安倍「恐らく、加藤さんには窺い知れない世界だと思います。それだけ国際政治に加藤さんもしかしたら精通しておられないと思うんですが、北朝鮮という国はですね、」
加藤「あのぉ、黄さん、は、多少は面識、ていうか、有るんですけど…」
安倍「やっぱそれは面識有るんだと思います。」
加藤「はぁ…」
安倍「その時にマスコミ関係者からですね情報を取る、そしてなるべく北朝鮮のシンパにしようとすると言う事を所謂『オペレーション』と呼ぶんですね。それに関ってるからこそ加藤さんに接触したんじゃないかなぁ、とこう思いますね」

 ムゥフーン。このケースは意味を誤解する余地が少ないとはいえ、同じ会話のテキスト起こしでも切り方によって雰囲気を変えるのは容易そうだ。またこれだけの会話の中にさえ、工作員の名前という重要な事項の表記に違いが見られる。元の映像を参照しにくい状態で、故意に誤謬を交えたテキストを大量にコピペすれば、ネット上の論調を恣意的な方向に誘導することは可能だろう。
 今回の動画を探してみたら、

 などにあるのが見つかった。興味のある方はどうぞ。僕はマイマシンをなんとかしないと見られません。