はてな夢日記:蛙の家

 実家の居間で座っていると、テーブルの上にカエルが現れる。黄土色の体に焦げ茶色の筋が入った小さめのヒキガエルだ。持ち上げるとひんやりと冷たく柔らかい。カエルは暴れることもなくおとなしくしている。両手で持って屋内をうろついて、しばらくして放す。次にまた別のカエルを見つけて手に取る。片手に収まるくらいの大きさで、色合いは最初のヒキガエルに似ているが、デザインが比較的くっきりしていて、やや鋭角な印象を受ける。手に乗せてしばらくうろついて、これもまた放す。最後にもう一匹、別のカエルを見つける。ゴムまりのように丸々としたカエルで、体じゅう銀色だ。質感は金属的というより、液体に似ていて、両手で持ち上げるとなんだかぽよんぽよんしている。手触りはビロウドにも似ている。目は蛍光グリーンで皿のように丸く、顔の造作は曖昧だ。こんな種類は見たことがない、とぼんやりと驚いて眺めている。