ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

 そういやあ昨日レイトで観てきたのだった。いや。いいですよこれ。面白かった。原作読んでないし、映画も第一作しか観ていない、特にこのシリーズのファンではない僕ですが、結構楽しんでしまいました。演出はゴシックで、ストーリーは藤子Fテイスト。モンスターがいっぱい出てくるのが素晴らしい。なんといってもヒポグリフ! これほどヒポグリフがフィーチャーされた映画は空前にして絶後でしょう! 正直な話、感動しました。生きて動いているヒポグリフがこの目で見られるなんて! いやマジでそんな心境。他にもワーウルフ(造形はかっこいいとはいえないが、メティスっぽいのでこれはこれで)、ブラックドッグ、子供に対してかなり容赦ないプラントモンスター、そしてディメンター(レイス)の大群と、D&Dモンスター対13歳の魔術師たちという按配で、もうわくわくしながら観ましたよ。ディメンターのエナジードレイン描写も素敵。アーティファクトクラスのマジックアイテムも豊富で、あーこりゃあちょっと気前よすぎますよゲームマスター、キャンペーンが進むとどんどん辛くなりますよ、僕にも憶えがありますから、と言いたくなる大盤振る舞いっぷり。あの地図とハーマイオニーのあれはヤバすぎだろう。プレイヤーもう絶対手放さないよ。
 子供向けってば子供向けなんだけど、ちゃんとジュブナイルしていて好きです。古ゲーマーには特におすすめ。