廃棄物撤去現場を住民に公開、国療跡地/職員に詰め寄る場面も
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本荘市石脇の旧国立療養所秋田病院跡地から一般廃棄物に交じって医療廃棄物が見つかった問題で、本荘保健所の改善命令を受けて撤去作業を進めている厚生労働省東北厚生局が11日、住民に作業現場を公開した。
この国療秋田病院、広い敷地を持っていて、病院の建物だけじゃなくて養護学校や官舎、給水塔、重症心身障害児施設、林や原っぱ、用途不明の古い木造の小屋や建物、砂利混じりのコンクリでできた大きな構造物など、子供の好奇心をくすぐる様々なものが点在するかなり大きな施設でした。ご多分に漏れず秘密基地っぽい遊びもした気がします。都市部の病院しか知らない人にはちょっとイメージが掴みづらいかもしれません。多分戦前とかに接収された国有地なので、かなり贅沢に土地が使われてるんです。で、ここは僕の小学校からの帰り道でもあったわけで、はい、確かにありました、医療廃棄物(笑)。ショウリョウバッタがいっぱいいる草むらの端っこで、透明なビニールのゴミ袋に入った大量の血まみれの注射器を見つけた記憶があります。初夏の日差しに照らされて、緑の草との取り合わせが非常に鮮やかでしたよ。子供心にもいいのかこれと思いましたが、やっぱりよくなかったんだ。養護学校の生徒も地元の小学生も近所の人も犬も猫も通り道にしてるようなところからそんなもん出てきたら、そりゃ周辺住民も怒るべな。土地が余ってたのでおおらかに処理しすぎたと見ました。それにしても懐かしい。