骨髄移植の不思議

 http://www.marrow.or.jp/NWJ97/bank-mystery.html
 「赤兜」から知った「スラッシュ君 第31回」で、本題とは関係ない部分にびっくりした。

「(略)でもウチも姉貴は酒を飲んでも顔が赤くならなかったな。前に骨髄移植をしたから今の血液型はワシと同じになったんだけど、お酒に強いのは変わらないって」

 ええっと思って検索したら見つかったのが表題のページ。なんと、血液型ばかりか、性別が違う場合は染色体まで変わっちゃうのか! 全然知らなんだ。それでも大丈夫というのが面白いですが、骨髄移植で問題になるのは、赤血球の血液型(ABO型)ではなく白血球の血液型(HLA型)なんですね。これは組み合わせパターンが数万もあって、型が一致する人を見つけるのが赤血球の場合よりもはるかに困難だ、と(→参考)。なるほど。ちなみに赤血球の血液型も、実はそんなに単純ではないようです。なんか人体って、知れば知るほど適当に作られてるなあ。外注しまくりの相当なデスマーチでコーディングしたと思われ。ジャンクDNAはコメント文に違いない。解読すると"tenuki.gomen."とか書かれてる。