スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

walkeri2005-07-14

 パルパティーンが相当挙動不審な人になってた。「無限のー パワーをー 喰らえー」わはははは面白い。でも「ふぁーすと・ぎゃらくてぃっく・えんぱいあー!」を宣言するところは好きよ。
 ジェダイ評議会は無能でカワイソス。「政治力を行使するのが好きな閉鎖的戦士集団」という速水さんの表現にぐっとくる。騎士というより、なんか忍びの者みたいな連中ですよな。「どうだ! 地の利はこちらにある!」って、どう考えても騎士の言う台詞じゃないだろう。
 ジェダイの殺陣は相変わらずぬるい。しかしその割には手とか足とかばんばん落とす。シスの者殺すべからず、伊達にして帰すべし、とでもいうのか。森田信吾絵のヨーダ(つーか緑に塗って耳つけた孫蔵)で「小手斬りはジェダイの常道!……と申してな」てのを想像してしまった。そしてアナキンの末路から不可避的に『血だるま剣法』を連想。

おのれらに告ぐ
おれはおのれらを
皆殺しにしてやるのだ
               穴きん

 という心躍る展開になりかけるが死狂い果てぬことが惜しまれる。ダース・シディアスはシスを甘やかしすぎである。あそこは迎えになど行かずに弟子を放置すべきであった! なんとなればまだ一本残っているのだから。焼け爛れた身体を岩場でさらに傷つけながら這い進み、すさまじい怒りと憎悪を鍛え上げながら宇宙船に這いこむぐらいの演出はできたはずであり、ジョージ・ルーカスは出来ておらぬ。
 細かいところでは乗用オオトカゲとグリーバス将軍がとてもよかった。ラストシーンの夕日もよかった。そしてDemocracyを「民主主義」と訳すのは、この映画においてこの単語が使われる文脈においてはダサいにも程があるのでなんとかしてほしかった。そもそも脚本がダサいという気もするが、せめて「民主制」とか……。
 などなど、後からいろいろ文句も出てくるものの、見ている間はちゃんと楽しかった。エピソード4への伏線も、茶番といえば茶番なのだが、パーツが収まるところに収まっていく快感があった。良くも悪くも、広げたおもちゃ箱を片付けるような映画だったと思う。さようなら、スターウォーズ、また会う日まで、どうせ10年ぐらい経ったらしれっとエピソード7とか作りそうな気がするけど。

トロツキー暗殺の凶器?現存 メキシコ、遺族は寄贈要求

 http://www.sankei.co.jp/news/050714/kok045.htm
 マジックウェポンキター。VS.革命家+2ピック。

 所有者のアナ・サラスさん(50)によると、アイスピックは1940年代にメキシコ秘密警察の長官だったサラスさんの父親が事件の証拠品の中から持ち出し、個人的に保管していた。

 おい(笑)

ライス米国務長官会見、デタラメ通訳で波紋

 http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/07/14/20050714000019.html
 アメリカは最近韓国にまともな通訳を連れて行っていない、というお話ですが、外交的ジェスチャーにもいろいろあるもんだなあと関心……してていいんでしょうか。ていうか、アメリカがここまでぞんざいな対応するなんて、韓国もうダメなんでは……? 半島情勢のメインプレイヤーとして扱われてないですよ?