トランスフォーマー

walkeri2007-08-16

 ∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい
 ↑観ながらずっとこんな感じに。なんかもうすばらしかったですね。伊藤計劃さんのレコメンドに従い吹き替えにしたんですが、とても楽しめました。次は字幕も試すべかな。
 現代アメリカ軍贔屓な自分は、米軍の大活躍っぷりに口元ゆるみっぱなし。あらあら、オスプレイで兵員輸送ですか。AC-130が105mm撃っちゃうんですか。そしてラプター。ああ、こんなにラプターが出てきたの初めて見た。俺はラプターに目がなくてなあ。あののっぺり&かっちり感がいい……。でもF/A-35は好きじゃない。そこはわかってほしいんだ。だからスタースクリームはいいセンスしてると思う。いや、実際ディセプティコンの連中はセンスがいいと思うよ。オートボット陣営は愛らしいけどまじめすぎるんだぜ。もっとはっちゃけてもいいのに。でもバンブルビーかわいいよバンブルビー。おもちゃほしい。
 さて、今回もスピルバーグ的えげつない描写は健在でした。家族連れの客に対する嫌がらせとしか思えない、思春期少年特有の気まずいシモネタもたいがいだけど(しかも引っ張る引っ張る。なんたるお楽しみタイム)、俺様をPG-13に従わせるとはいい度胸だと言わんばかりの、「血の出ない人死に」描写が横溢していてよかったです。オプティマスとメガトロン様が組み合ったままビルを突き抜けていくとき、その崩壊するビルの窓の中に見える人影! とか、メガトロン様が邪魔な人間を虫のように払いのけるシーンで宙を舞う人体の「物」っぷり! とか。スピだかベイだかどっちの仕業かわからんけど、この悪趣味野郎どもめ! 結婚してくれ! あと地味にゾクっと来たのが、市街地での戦闘でアイアンハイドに飛び越えられる女性の回りこみスローモーション悲鳴。なにあれ。鉄の塊がびゅんびゅん飛び交う超暴力の真っ只中に人間が巻き込まれるという狂った状況を表現するために、意図的に選択された描写だとしたら結構すごいと思いまった。
 よくできた怪獣映画の常で、この作品も、映画館を出た後に世界を見る目が変わります。具体的には、道を走ってる車を見る目が。スレを覗いてみたらディスガイズ・シンドロームって言われてましたが。驚いたことに、車に全然興味がなかったはずの自分が、映画観た後は車ほしくなってきましたからね。自分だけのメカが意思を持っていて、友達になれるというのは、なんかこう、深いところに刷り込まれた夢なのかも。