Tulzscha in Moscow
5月10日未明、モスクワ南西部で大規模な火災が発生した。
炎は突如地底から噴き上がり、高さ200mにおよぶ巨大な緑色の火柱となってそそり立った。
奇妙なことにこの火は熱を発しなかったが、炎に舐められた物はことごとく萎え、腐り、枯れ落ちた。
また、消火に当たった消防隊員、撮影のために現場に近づいた市民の多くに急激な体調の悪化が見られた。
診断の結果、彼らの肉体年齢が、例外なく実年齢を数十年上回っていることが判明した。
「噴き出す妖しい緑色の火柱……底知れぬ地の底から火山のように噴き上げているが、普通の火と違って影を投ずることもなく……この逆まく火焔は熱を発せず、死と腐敗の冷たい湿気を発するだけだった」
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……トゥールスチャ好きなんですよね。わけのわかんないところが。
緑色の火柱として顕現する「外なる神」。その場から動くわけでもなく、ただ燃えているだけ。かわいいぜ。