百姓から見た戦国大名
戦国大名と民百姓の力関係は、決して上意下達の一方的なものではなく、もっと流動的でダイナミックなものだったんだぜ、という本。地味ながら面白かった。『雑兵たちの戦場』でハァハァした向きには、戦時の雑兵=平時の百姓がどういう環境に置かれていたかを理解する副読本としてお勧めです。あと『迷宮キングダム』ユーザにもおすすめ。まよキンのランドメーカーと民の関係ってきっとこんな感じ、と思いながら読むと、貧乏臭くて、身につまされて、大変よいかと思います。
- 作者: 黒田基樹
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 新書
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*1:id:walkeri:20060823#p2。こっちでもお勧め戦国本を紹介してるので、よかったらどうぞ