巨大建築愛好会:沖縄建築概観

 旅行中、コメントたくさんありがとうございました。充電器を持っていかなかったので、PHSの電源を節約しつつもちびちび読んでました。沖縄は、ついこの間まで台風がいくつも来ていたので心配でしたが、暑すぎず寒すぎずちょうどいい天気でしたよ。行くならいまの季節が狙い目なのかも。
 さて、巨大建築愛好会の人たちに土産話を。予習していなかったのでまったく知らなかったんですが、沖縄は巨大建築的にも見所が多い土地だったのでした。小さな島なのに、全体的に大きな建物が多いです。企業や役所のビルも、凝ったデザインが多くて驚きました。那覇の市街地にはそういうちょっと変わった印象の建物が林立しており、その間を縫ってモノレールの高架が走っているので、なんだか未来都市っぽい感じです。一般のアパートやマンションの作りも見慣れない感じだったので、よく観察してみると、大多数の建物にテラスがついてるんですね。それと階段。内地の建物だと屋内にある階段が、ここではどれもこれも外に出て自己主張しています。階段スキーとしては見ていて非常に気持ちのいい街並みでした。外壁がたいてい白いせいで、山の斜面に建物が並んでいるのを遠くから見ると、地中海あたりの街に見えないこともありません。佐藤明機さんの描く積層都市も連想しました。あとシーサーがほんとどこにでもいます。住宅の門柱にも屋根にもビルの入り口にも。沖縄の人にとって特別なシンボルなのだな、というのが実感できて、あれはちょっとしたカルチャーショックでした。ただの観光用シンボルならあそこまで多くはならないでしょう。
 免許持ってる人なら、乗り物レンタルしてドライブとかツーリングとか相当楽しいと思います。止まってよく見たいと思いつつも、社員旅行だったので勝手も言えず、後ろ髪を引かれながら見送った建物がたくさんありました。なので写真も少ないんですが、出せるだけ出してみようと思います(00:16写真追加しました)。

 名護市から海洋博記念公園へ向かう途中、道路左手にある瀬底大橋(参考:周辺地図)。橋のたもとから見ると、傾斜が大きくて結構な迫力。地図にもう一つある本部大橋も同様に大きく山型に持ち上がった橋で、これは下を船が通ることを想定しているからだと思われます。

 道路脇に建っていた白い鉄塔。米軍のかな。

 階段。これは別に巨大建築じゃありませんが。普通の住宅街にも風情のある階段がたくさんあって涎ものだったんですが、写真はこれしか撮れなかった……。

 モノレールの駅。モノレールってそれだけでガーンズバック度が上がって好きさ。

 美ら海水族館の海人門(ウミンチュゲート)。きれいな海を一望できます。

 海人門を外側から見上げたところ。肋骨のような屋根が目を引きます。

 水族館の目玉、世界最大の積層アクリル大水槽。これは凄かった。沖縄に行ったら絶対見るべし。
 水族館のある海洋博記念公園自体もかなりの面積を持つ施設で、高低差も激しくて子供が大喜びしそうでした。一日使ってじっくり回ってもいい施設じゃないかと思います。

 建築系の写真はこんなところです。他にも、撮影はできなかったけど印象に残ったのが「名護市庁舎」と「アジア食堂」で、特に名護市庁舎はそばを通り過ぎただけでも度肝を抜かれるインパクトがありました。詳しくは「建築マップ 沖縄」のページでご覧ください。
 いやあ、また行きたいなあ。ダイビングが楽しかったから贅沢は言えないけど、今度は観光メインでじっくり見て歩きたいです。