みんな行ってしまう

 マイケル・マーシャル・スミスのホラーSF短編集。長編の派手さに比べて、随分と地味な印象ではありますが、楽しめました。一番SFらしい「地獄はみずから大きくなった」、上質な現代ファンタジーの「猫を描いた男」、自分の家を舞台にした理不尽な悪夢をそのまま書いたような「闇の国」、テーマパークもののホラーを二ひねりした「ワンダーランドの驚異」あたりが気に入りました。抑えた筆致でサスペンスを盛り上げるタイプの上品な話が多くて、スプラッタが苦手な人に向いてるかもしれません。

みんな行ってしまう (創元SF文庫)

みんな行ってしまう (創元SF文庫)

週末拾遺

 日曜は東京メトロのウォーキング行ってきました。今回は半蔵門駅から出発して上智大方面に行き、外堀方面から永田町を経由、皇居のお堀端をぐるっと北側に回って丸の内方面に出て、二重橋前駅でゴールというコース。道も広くて歩きやすく、見るところも多かったので、雨が降っていたのは残念。その分人が少なくて歩きやすかったけど、晴れた日に散歩しても楽しそうです。メンバーは顔なじみばかりなのであまり特筆すべきこともなく。飲み会に動物くん(id:oshiriinu)が合流したのが目新しかったかな。

あとから某氏に聞くと「以前は絶対に隙とか弱みとか見せそうになかった魚蹴さん(id:walkeri)が、枡酒なんか頼んでぺらぺらしゃべるので驚いた」とかいっていました。
id:hisamura75:20051015)

 え、そうなんだ。自分じゃ特に意識してなかったんだけど、酒が入ったからってわけじゃないよな。なんだろう、ガードが下がってきてるのかしらん。

夜中にワロス