まるごと一冊冒険企画局

 宣伝ですよー。Role&Roll誌別冊で、冒険企画局特集のムックが出ました。
 最近冒企を知った方には『シノビガミ』『迷宮キングダム』『ハンターズ・ムーン』『ピーカーブー』『サタスペ』等の記事が、馴染みのお客さんには『やっぱりRPGが好き!』『ファンタジーRPGクイズ』などかつての人気記事の特別編、さらには黒川金山再訪のドキュメンタリーまで、新旧取り揃えた構成になっております。できあがった本を見るとかなり「雑誌っぽい」、もっと言うと『ウォーロック』の気配がそこはかとなくする誌面になってると思います。
 記名記事とそうでない記事で僕も書いておりますので、どうぞよろしく。
 それにしても、まさか自分が冒険企画局の一員としてこういう本に記事を書くことになるなんて、『ウォーロック』を読んでた小学生の自分には想像もつかなかったなあ。人生って面白い。

まるごと一冊冒険企画局 (Role & Roll Extra)

まるごと一冊冒険企画局 (Role & Roll Extra)

iM@Sの黙示録(Dongaragasshan Now)

サイゴン……クソ、俺はまだサイゴンにいる……。
俺はウィラードP。元アイドル、天海春香の暗殺を命じられたプロデューサーだ。
春香……俺がかつてプロデュースした女。
俺と春香の最後の仕事は、前線の兵士の慰問ツアーだった。
ジャングルの奥地にでかいステージを設営して……若い兵士たちの歓声……最高のライブだった。
問題は帰りに起こった。
アイドルたちの乗ったヘリが嵐に巻き込まれて不時着、燃料切れで立ち往生したのだ。
ベトコンの攻勢が激しくなり、救出が長引く間に、春香の中で何かが変わった。
ようやく連絡がついたとき、喜びに咽ぶ俺に、無線の向こうで春香は言った。

「プロデューサーさん、恐怖ですよ、恐怖」

春香は765プロの命令を無視して暴走し、カンボジアのジャングルの中に独立王国を築いていた。
放置しておけば、彼女は765プロの恥部となる。それが上層部の考えだ。
現地人たちに「春閣下」と呼ばれる女を、俺は殺さなければならない。


 

 

 

 
Twitterid:ityouさんとこんな話(http://togetter.com/li/48032)をしたら書けてしまった。
このコラボは可能だ、違和感がない。それゆえに危うい。
「りっちゃんのルワンダ中央銀行総裁日記」「我那覇響の『隠されていた空手』」と一緒の箱に入れて川に流そう。

螺旋人リアリズム

螺旋人リアリズム ポケット画集

螺旋人リアリズム ポケット画集

 速水螺旋人id:rasenjin)さんの単行本が出たので紹介するよ。
 ポケット画集と聞いてたので、文庫本ぐらいのサイズを予想してたら違った。
 なんとなく、小学校の図書館で手に取った昔の児童向けSFっぽい雰囲気の、たいへん凝った装丁の本でした。
 以下のURLに画像があるので、中を見て気になったらぜひぜひどうぞ。見ていて飽きない、とてもいい画集ですよ。
 
MC☆あくしずオフィシャルブログ
http://mcaxis.dtiblog.com/blog-entry-164.html
アキバBlog
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/51064014.html
オタロードBlog
http://www.senakablog.com/archives/2010/08/post_1861.html
 
 実は今回、秋田弁指導でちょっとお手伝いしました。
 収録されているマンガの一本の主人公が秋田弁を喋るってんで、台詞一覧を受け取って秋田弁に翻訳したのです。特殊な語彙を使わず、なるべく平易な、日常的な秋田弁にしたつもり……だったのですが、本になったのを見ると、字幕スーパーも欄外の注釈もないハード方言マンガになってて、これは東北人以外には充分難読なんじゃないかと思えてきた。大丈夫かしら……。
  
 この機会に、紹介しそびれてた関連書籍をもう一冊。
 いまは絶賛品切れ中の、『速水螺旋人の馬車馬大作戦』という、これまたいい画集があるんですが、そこに「パルスジェットのフラミンゴ」という、ソ連の軍事顧問としてアフリカの新興国独立戦争に派遣された女性パイロット、マーシャが、V1ロケットを改造した即席パルスジェット機に乗ってイギリス空軍を迎撃する――という、夢がひろがりんぐなマンガが掲載されております。そこからスピンオフした『馬車馬戦記 ディエンビエンフー大作戦』という小説が出ていて、こちらはインドシナ戦争に送り込まれたマーシャが旧式も旧式の複葉機!に乗ってベトミンを支援するというお話。著者は仮想戦記の分野で定評のある富永浩史さんです。速水さんの共産圏軍事ネタが好きな人にはこちらもヒットするかと思いますので、あわせてどうぞ。
速水螺旋人の馬車馬大作戦

速水螺旋人の馬車馬大作戦

 ちなみに『馬車馬大作戦』も増刷の機運が高まっているらしいので、そちらもおすすめであります。

ハンターズ・ムーン

 宣伝ですよー。冒険企画局の送る「サイコロ・フィクション」シリーズから、新しいゲームが発売されました。『シノビガミ』に続いて、僕もリプレイのプレイヤーとして参加してます。
 今回は、モノビーストと呼ばれる怪物を寄ってたかって追跡して仕留める狩りゲーです。ハンター・ズムーン(※違う)という語感からなんとなく藤田和日郎臭を感じ取る人も多いと思いますが、まさにあんな感じで、『うしおととら』の金票さんとか、『邪眼は月輪に飛ぶ』みたいな、生身の人間が満身創痍でなんとか化け物と渡り合う雰囲気が味わえるゲームになっております。キャラクターシートには感覚器や臓器を含む部位ダメージ表も完備。人体の面積における黒ベタの比率がみるみる増えるよ!
 著者はプレイヤーキャラクターを殺すことにたいへんな情熱を燃やす男、齋藤高吉。言うまでもなく、リプレイもひどく血腥いものに仕上がっております。冒頭からして女子中学生が何人かアレしますからね(ぼかした表現)。そんな容赦のないゲーム展開。ほら、やっぱりね、獣と狩人と、命がけで戦うわけですから、どちらかは死ぬわけですよ。その「どちらか」が獣の方だという保障はまったくないのですね。
 そんなヒリヒリしたゲームを求めるあなたに、『ハンターズ・ムーン』、お勧めです。グドハンティン、スタルカ。

ホラーアクションRPG ハンターズ・ムーン(Role&Roll Books) (Role & Roll Books)

ホラーアクションRPG ハンターズ・ムーン(Role&Roll Books) (Role & Roll Books)

サロゲート

walkeri2010-02-12

 生活をロボットに代行させることが一般的になった世界で起こった殺人事件をブルース・ウィリスが捜査する話。ひと昔前の短編SFかショートショートみたいで、ちょっと懐かしい感じでした。時間も90分ちょっとで短いし。
 「全力で人を轢こうとするブルース・ウィリス」という珍しいものが見られたのと、義体でぴょんぴょん跳ねるシーンが気持ちよかったです。あの飛んだり跳ねたりは、ワイヤーアクションのふわふわ感と違ってちょうどいい按配だった……。突っ込みどころは多々ありますが、どうかかんだいなこころでみてね。字幕はなっちです。お察しください。

卯景(ボーナストラック)

いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
にんじんのせんぎり
いちめんのうのはな
 
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
ひじきとこんにやく
いちめんのうのはな
 
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
いちめんのうのはな
しいたけあぶらあげ
いちめんのうのはな。

海景(クトゥルーの呼び声 feat. 山村暮鳥)

いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
かすかなるよびごえ
いちめんのうなばら
 
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
ふなべりのあしあと
いちめんのうなばら
 
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
いちめんのうなばら
うかぶはいしのとし
いちめんのうなばら。